Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

VX-Revolution感想

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微妙に評判の悪い気もするVX-Revolutionですが、2週間くらい使ってみた感想。

  • 重量
    • アルカリ単3電池1本入りで109g(公表値)。個人的には重い。もう少し客観的に見ても、モバイル向けとしては重量級だと思う。
    • 電池をリチウム電池に換えれば100g位になるので、これなら私でも大丈夫。
    • 横から見るとけっこう盛り上がっています。デスクトップ向けを無理矢理縮めたようなノリ? モバイル向けとしてはちょっと盛り上がりすぎかと。
      でもまあそのお陰でかぶせ持ちの時のグリップ感がよくなってると思います。モバイル向けでは珍しい特徴か。
    • かぶせ持ちではホイールに対して指先が前に出すぎる感じもあります。指先ではなく間接でホイールクリックするような印象。
    • つまみ持ちでも良いグリップ感を発揮しますが、個人的に気になるのは、ズームスライダが乗ってるピアノのようにテカッとした黒の部分。
      デザイン的には美しいのですが、思わず親指の付け根に当たった時なんかかなりの滑り止め効果を発揮して困ります。
      ついでに底面のテカッとした部位と色が微妙に違うのも気になりますがこれは実用上差し支え無し。
  • メインスイッチ。
    • ちょっと重いというか、粘っこい印象。まあ、ロジは総じて重めな印象があるけど、その中でも微妙に粘っこいような。
  • 検索ボタン
    • 表面はサラサラで、押し心地からしてタクトスイッチ。
      ここに中ボタンの機能を割り当てて、ついつい指先や爪先を使って押していたら、一週間そこらで虫眼鏡マークがはげてしまいました
      (上左の画像は完全に消える1~2日位前の画像)。
      そもそも運指敵に問題大なので、ボタンは指先で押すという概念を捨てて、指の根元で押す癖をつけたほうが良いのかも…難しい。
      というわけで自分の使い方にも問題がありましたが、塗装のはげやすさはもう少し何とかならなかったのかと。
    • 上で、検索ボタンに中ボタンを割り当てたとあるけど、これはSetPointを多少書き足さないと出来ません。困ったものです。
  • サイドボタン
    • 検索ボタンと感触や塗装は同一。とはいえここは親指の腹で押す部分だし単純な模様なのでまだまだ剥げる気配はありません。
      まあもう少し大きくて凸ってるほうが良いかなとは思いつつ、押し易さ的にもデザイン的にも十分許容範囲。
  • ズームスライダ。
    • これはどうかと思う。そもそもスライダだけど押し込み量に比例して動作が変化したりはしないし、滑りが悪い。
      ただの2つのスイッチにするか、押し込み量まで検知してアナログ的動作をすべきだったかと。
      というわけで、あんまり使わない機能を割り当てておくと良いと思う。
      自分は「検索」と「デスクトップ表示」を割り当ててみました。
  • ホイール
    • フリースピンモード:今回の目玉。面白いし、割と便利。この使い心地についてはスタパ氏の表現がまさにピッタリかと。
      マイクロソフトのソレと比べて、摩擦が無くホントに軽く触れただけで押せるのは素敵。
      ただ、もう元のホイールに戻れないレベルではない。何千行もあるExcelのシートに出会う機会があんまりないし、
      スクロールなら従来のホイールでも多めに移動量を割り当てて、それでも足りなければ加速機能当てればいいかな、と。
      また、ホイールは一定距離回さないと反応が無いのだけど、クリック感があるホイールでは1クリック1反応なので問題無いのですが、
      クリック感が無ければどれだけ回せば動くのかがわからずどうも使ってて落ち着かない感じになってしまいます。
    • クリック・トゥ・クリックモード:ゴロッとしたクリック感の良し悪しの判別はなんともつけにくいところです。
      相変わらず軽く回せるのはいいのですが、ホイールを手前側に回すときに多少ホイールを押していないと反応しないときがあって困る。
      軽さと足し引きで、既存のホイールに比べて回すのが疲れるということではないのですが、油断してるとミスる。
    • 中ボタン:いまいち。Microsoftチルトホイールに比べれば軽いし押した時点で反応はするものの、所詮Microsoftチルトと比べて…のレベル。
    • チルト:最近のロジクールチルトより若干押しにくい感じがします。ホイールに指を乗せたまま左右に動かすのは難しい感じ。
      多分、垂直に溝が切ってあり、指の触れる部分が平らなホイールの形状に問題が有ると思う(従来のものは、溝が無く中央が出っ張った形)。
      とはいえ、この形状はホイールを回すのには向いていると思うので難しい所なのかも…製図用シャープの軸のように格子パターンにすると解決?
  • センサー・ポインタ
    • 転送レート観測上125Hz。普通のUSB並み。使ってみた感じでも、基本的には問題なし。
    • ただし、時々モタつくことあり。レシーバをモニタ経由ではなく本体に直接挿してみたらそういうことは大分減ったけど、稀にあったりもする。
  • ソール
    • ロジクール的なたっぷりとした貼り込み。そして、いずれの部分もネジを見事に隠しています。
    • で、案の定ソール自体の滑りは良いものの面積ある分操作感が重いので、加工してみました。
      普段なら今のソールの上に別の小型ソールを貼って終了なのですが、今回はせっかくだから今のを剥がして新しいのを貼ろう…
      と思ってソールを剥がしてみたら、ソールの粘着剤が1mm位あるスポンジ状のものと判明。
      新しいものを貼ったらまず高さが足りなくなると思われるので、今回は綺麗に剥がせたものをパンチで抜いて貼り直すという作業。
      その結果が、上右の画像。小汚い感じですが、いい感じに滑るようになりました。
    • しかしその後、手の付け根側のソールだけ妙にへこんでしまい、ソール貼り付け位置周辺の高くなってる部分が当たるようになってしまいました。
      今はソールの上にさらにトスベールで作ったソールを貼っております。

まとめ。
モバイル用としては大きいのは微妙ポイント。下手なデスクトップ向けシンプルマウスより大きく重い。
まあ、繰り返しになるけどその分保持感が良好なので良し悪しではあるけれど。
他のマウス(MX-Revolution含む)と比べて差別化できるアピールポイントは色々とあるものの、
微妙というか「ひょっとして初期不良?」感のあるポイントもあり、どこか不安定。
革命のためなら少々の損失は厭わない新し物以外にはどうなんだろうという感じ。
少なくともMX-RevolutionやV450のほうが手堅いわけで、かといってMX-Revolutionはデカ重いし、V450は多機能ではないし。