Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

タッチペンとかスタイラスとか言われる物の話(なげー)。

長くなってしまったので、先にまとめ。



ニンテンドーDSZaurus等のPDAに付属してるスタイラスは、本体に収まってるので持ち運びは楽ですが、
細すぎるし先がかなり丸まってるので使い勝手が良くないです。
そう思ってるのは私だけではないようで、先人達が色々なものを作ってるし、企業も色々売り出しています。
かく言う私もそういったのを使っていましたが…電車に揺られながらZaurusでコソコソお絵かきするには、少し精密さが足りない。
で、自作するしか、と。
そうは言っても高精度なスタイラスを簡単に作れんのか、と考えてみたところ、
「製図用シャープ/芯ホルダーに普通の芯の変わりにそれっぽいプラ棒を入れる」
なんてのなら簡単じゃねー?というわけで実行。そういうペンなら沢山もってるので次は材料。
あれこれ考えたりして、2mmホルダー前提で
タミヤ プラ材2mm丸棒(スチロール樹脂)」
タミヤ 透明ソフトプラ材2mm丸棒(軟質スチロール樹脂)」
を選びました(画像はスタジオ ジェッツさんのを参照)。
もっと細いプラ棒を製図用シャープに入れるのも良いかと思いましたが、入手難易度などでパス。いずれ試してみたいです。
加工は、適当な長さに切ってカッターで先を尖らせて…みようとしたら結構難儀。
なので研芯器で削っちゃいました。普通にいけました。研芯器も無事なようだし。
でも思いっきり汚れたのでベンジンでふきふき。鉛筆とかで黒くなってもベンジンで拭けば取れるのですよ。
しかし、スチロール樹脂はベンジンで溶けるってのは後から知りました。
刃が付いてるだけの研芯器なら、汚れないけどちょっと削りにくい。
で、後はヤスリなどで先を丸めて完成。予想外に簡単でした。
プラ棒の方はまあ普通ですね。
ソフトプラ棒の方は、しなりますね。しなるのはどうかと思うけど、摩擦があり画面の上でツルツルしないので、
特に精密さが欲しい時や揺れが強い時はいいですね(そうでない時は邪魔)。
しかし、よく見ると画面保護カバーに跡が残りますね。芯が削れてるっぽいです。
後は芯ホルダーの選択です。一定以上描きやすく、持ち運びに困らず、無くしてもリスクの少ない…
選考の結果、STAEDTLER Mars 788を短くしたものに決定しました。
解説しますと、788は、同社の780Cの廉価版といったもので、軸の先の方が金属だったのをプラスチックに代えた感じのものです。
そのため重心が軸の中頃にあるのですが、普通のペンに比べて少し長い788だと事実上の後重心でありまして、これが絶妙に気持ち悪い。
そこでカッターと調理バサミでショートカットしたのです。
ヤスリとバニッシャーで仕上げてみましたが、なぜかキャップが入らないので、ヤスったり無理したりしてたら、うっすらヒビが。
しかしまあ使うのには不都合ないようです。鉛筆芯で描く時と違ってペンを回さないのでクリップも邪魔になりません。
とまあ、そんなんでスタイラスが簡単に作れました。ペン先(?)には不満がありますが、軸を製図用のものに代えた効果は大きいですね。
ちなみにお絵かきに使ってたソフトはCloverPaintでっす。
Zaurusで描いた絵をPCに落として見ると、けっこうデカくてびっくり。
Zaurus SL-C3000の画面は、約7.5*5.7cmにVGA(640*480)が収まっているです。