Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

グラフペンシルと仲間たち


…色々転がってるけど、上の方の4本がグラフペンシル(1本微妙なのがあるが後述)。残念ながら少し前に0.5mm以外はカタログ落ちしてしまった製図用シャープペンシルです(そしてよりによってこの写真の中には0.5mmのだけ無い)。
妙に多いぺんてるの製図用シャープペンの中でも、軽量で固い(芯と指の間にスキマが少ない)書き味、細身で先細りした形状、そしてレトロな外見(1966年グッドデザイン賞受賞。ちなみにぺんてる定番のGRAPH1000 FOR PROが86年)でキャラ立ちは十分です…値段は800円と微妙だけど。
しかしグラフペンシルはラインナップにヘンなところがけっこうありまして…特に芯径によって一部重心が違うというのが困りもの。でもグラフペンシルはパーツを分解しやすいのも特徴なので、例えば0.4mmを0.5mmと同じ感覚で使いたいなら軸後部を入れ替えたりする事は可能…複数買うの前提か…。

  • 製図用では0.3/0.4/0.5/0.7/0.9と芯径が揃ってるのがよくあるのですが、0.9mmは無い。
  • 唯一の0.2mmがある(さらに昔には他の0.2mmシャープもあったそうですが…)。
  • 0.4mmの軸後部がプラスチック製で、他のものと重量・重心がが異なる(個人的にはイマイチ)。
  • 0.3mmが、実はメカニガグラフと言うなんか亜種みたいなヤツだ(やはり重心などが異なる)。
  • それぞれ値段も違う。メカニカグラフが1300円で0.5mmが800円(0.3>0.2>0.4>0.5=0.7)。


ちなみに、このグラフペンシル使われてるパーツは他の古いぺんてるのシャープペンとけっこう共通だったりします。

  • グラフ(PG2003,PG1804,PG1505)と口金が共通(写真の緑色のヤツです)。
  • グラニフxシュタイン 限定シャープペン(旧製品の低価格シャープペンのリバイバル?)と口金・クリップが共通。
  • 一部で有名なメカニカとクリップが共通(写真最下段)。

…コレ一応グラフペンシルのエントリだけど、グラニフxシュタイン限定シャープペンも良いです。しっかりしてて300円、見た目もレトロで良い感じ。



パーツ入れ替えてみた例です。

  • メカニカグラフを他から持ってきた軸後部と、グラニフxシュタインの口金でグラフペンシル風に。
  • クリップを外す場合、軸後部をメカニカグラフのに換えると比較的クリップ付けてたときの重量・重心に近くなります。


参考にしたサイト