Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

Microsoft BasicOpticalMouse v2.0

http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/basic_optical_mouse.mspx 国内版Habuや、IE3.0SSなどの話題ですっかり影の薄い感のある新型BasicOpticalMouse(以下:BOM2.0)。
旧BasicOpticalMouse(以下BOM1.0)は、低価格で形状も良いんだけど、色々と難があるという意見が散見されたマウスでした。
そんなマウスの後継となるBOM2.0はどんな風に変わったのでしょうか、そしてよさげなマウスなのでしょうか。 …ちなみに、「Microsoft BasicOpticalMouse v2.0」というのは、マウス裏側のシールに書いてあった名前です。
画像に出てくる旧版のものは「BasicOpticalMouse 1.0A」でした。 先にポイントまとめ。 -センサー:問題視されていた飛びやすさがある程度解消されてる印象。解像度も400dpi→800dpiのレベルアップ。 -ボタン:外側は一体型ボタンに、内部は相変わらずタクトスイッチ。結果、微妙に重くなってる。気になるほどではないかな? -ホイール:機械式にレベルダウン。回してたらいつの間にかクリックしてそう。ゴムもなんか彫りが甘いしペタペタする。 -形状:ほとんど一緒。ただし、オシャレパーツ?の部分はツルツルなので掌に張り付く感じがするかも。 -重さ:約20g軽く(コード除き81g→60g)。前々から軽い軽い言われてたのが尚更軽く。 070726-1-1.jpg_kb
外見比較。見た目の印象は随分代わっていますが、大きさなどの形状は(型取りしたわけではないですが)ほぼ同じです。
BOM1.0は少し前のMicrosoftによく見られたカラーリングですね。個人的にはすっきりしてて好みです。
BOM2.0は妙に「ズック」風。この写真では分かりにくいですが、白い部分がサラサラで、色の部分はツルツルなので尚更。
色も、この写真のものではいまいちですが、赤や青のが実にソレっぽい。 しかしこのツルツル、サラサラ部分に比べてグリップが強いので個人的には掌に張り付いてあまり好きではないです。
…ひょっとして、黒(セサミブラック)の色パーツを他の色の本体に取り付ければBOM1.0に似たカラーリングになるかも? 070726-1-2.jpg_kb
グレーがBOM1.0です。よく似てるけど、違う。型は違うけどCADデータは流用、みたいな(ここら辺詳しくないのですが)。
明らかに違うのはソールですね。BOM1.0は見た目はツルツルだけどあまり滑りがよくありません。
BOM2.0は見た目がサラサラで、テフロンでしょうか?よく確かめてはいませんが、滑りは快適です。 ちなみにネジは両者ともシールの裏に隠れています(手元側の端近く)。 070726-3-1.jpg_kb070726-3-2.jpg_kb
上を取ってみました。絶妙な似方をしています。そしてBOM1.0にあった錘がBOM2.0で省略されています(約20gの減量)。
でも、BOM2.0を見ていると何のためにあるかよくわからない部分があったので、試しに錘を取り付けてみたら、付いた。
設計段階では錘をつける予定だったのでしょうか? 形状が随分似てるので、試しにBOM2.0の土台にBOM1.0の上甲部を取り付けようとしてみたら、ある程度は嵌るようです。
しかしボタンの高さやツメの位置が合わないようで、換装は失敗に終わりました。 070726-2-2.jpg_kb
ぎゃー、ホイールが機械式になっとるー。残念だ。残念だ。
使い心地という点でも、回転は重く、クリックは軽くなってる印象があります。
この軽さは、軽快というより返りが弱すぎるという、何となくネガティブな印象を受ける軽さです。
メインボタンや回転の重さを考えると、中ボタン誤爆が増えるのではないかという不安も。 メインボタン及びホイールボタンがタクトスイッチなのは相変わらずです。センサー部分は見るからに変更されていますね。 070726-2-1.jpg_kb
分解しといてなんですが、これ以上詳しいことは分かりません。 結論っぽいことを言うなら、BOM1.0の形状は好きだったけど、あのセンサーでは使い物にならん、という人向けかな、と。
同価格帯の他のマウスに大きく劣る点も無いですので、見た目で選ぶのも良いかと。あと軽さ。
持ちやすさは同等として、ホイールだけ妙に良いBOM1.0とホイールに不安のあるBOM2.0という関係に。 ところで本家microsoft.comのページにこのマウスに関する情報が無いのは何でかしら?データシートも有りません。