Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

イセヴィネ

T.Fujinoこと藤野社長が写っておる…というか…アレ、ホントに社長の手作りだったのか…XII機なんかもそうなのだろうか?
あー、なんかトライジールについて書こうとかなんとか思ってたけど、さっぱりまとまらん。けど書くか。



アーケードではいまいちだったけど、DC版はほぼそのままの移植なのに好評なトライジール
一見「古臭い」STGですが、実際やってみるとかなり独特なプレイ感で楽しめます。
ただ、手頃な難易度で操作やシステムはシンプルな割にある程度やらないと魅力がわかり難いとも言われています。
どんな感じかと言われると、「アンチ弾幕っぽい風潮」とか「撃ちまくる」「手連射」という点を指して「レトロ」と言って差し支えなさそうですが、
じゃあ過去のSTGの何かに似てるのかと言われるとなんとも言えないような具合で、分かりやすい表現は難しいです…。
ただ、敵の攻撃の雰囲気に雷電系に通じるものを感じます。
難易度は手頃、と書きましたが、まあここ最近のSTGでは簡単な部類ですが、超簡単と言うわけでもないです。
難易度のゆるい部分とキツイ部分がかなりはっきりしていると思います。
最大のネックとされるグラフィック関連ですが、確かにセンスも予算もいまいちな具合です。
ただ、一部の演出はなかなか良い感じです。
1面の敵登場パターンは全体的に凝っていますし、4・5面では遊泳感を味わえると思います。
隠れキャラがちまちま楽しげですし、3Dだとまったりしがちな敵の爆発も、破片が(時にはカメラに近い方向に)飛ぶ事によって勢いを感じさせます。
ただ、先ほども言った通り全体的にはいまいちです。恐らく最大の難点は出撃シーンかと思います。
一人称視点でコクピットに乗りこむところまではいいのです(出来ればパネルに文字が出たりすれば妙な間が出来なくてよかったと思うけど)が、
三人称視点に移ってから自機が見難い位置に動かされたと思ったら、また視点切り替えしてすぐ自機が離陸(射出?)する。
「これが自機だ!」という感じも無ければ、飛び出し方もけっこう軽いので残念です。
音楽、なかな悪くないです。4・5面とボス曲がよろしいと思います。
一部でおまけについてくるサントラ内の曲「永遠のTravelar」は4面のBGMを割とそのまま歌にした物なので、歌いながら4面プレイするのもいい感じです。
稼ぎも狙ってみると新たな発見があると思います。説明書からすっかり稼ぎに関する説明が抜けてるので、MILLENNIUM CRISISを参照すると良いです。
トライアングルサービスは余裕がなさそうでしたが(特に「予約で」ってあたり)、トライジールはある種の余裕と言うか、のどかさ・なつかしさを感じさせます。
それでいてプレイするとじわじわと出てくる独創性がたまりません。

トゥエルブスタッグのキャッチコピー「シューティングの主人公は弾幕じゃねえ、自機だ。いやプレイヤーだ!」
(移植版ではちょっと違う)は、冷静に考えれば改めて言うことでもないような気もしてましたが、
トライジールのOPの一人称視点、そして「The story lies in ... you.」から、「あああ、そこまでやるのねラブ」と思った次第。

次回はグラフィックにもう少しちゃんとした人を入れるとよいと思うのです、やっぱり。
予算がかけられないというだけでは説明できない欠点になってると思うので。
特に気になるのが前作、トゥエルブスタッグでも、時々見られた「何っか電波っぽい画面」
デコゲーのようにネタにして盛りあがられるような感じではなく、見てるとだんだんと不安になって狂うような気分の画面です。
具体的気になったシーンは、

  • XII STAG
    • AC版タイトル画面のロゴの後ろから出てくるオーラ(?)。ロゴ字体も怪しい。
      • PS2版ではロゴデザインが変更された上にそれで大分隠されたので割と普通に見える。
    • 7面後半〜7ボス
      • 話は逸れますが、色の塗り方が東亜っぽくないですか?
    • ラスボス。
      • 昔はよく脳みそとか変な生物を見かけたものでしたがこれは…。
  • TRIZEAL
    • ランキング画面の「3つの石のような球体が回っている」背景。

…あ、トライジールは一つしか無かった。改善されてるのですね。



lik-sang.comにあった文章を翻訳したら「シューティング ラブ」が色々な訳され方されて面白かったので一部抜粋。

  • 射撃愛
  • 撃つ愛
  • 愛を撃ちます
  • 撃って、愛してください

「撃って、愛してください」はなんかスゴイな。シューティング ラブ。