Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

続報「ペン習字ペンに、開明墨汁、入れてみた。」

(http://d.hatena.ne.jp/MDA/20040330#p1 の続き)
アレから一週間たつかどうかといった所なのですが、どうも最近不安定です。
ペン先が乾かぬよう毎日こまめに描いてはいるのですが。一号の方はもしかするとインクが切れてきたか?コンバーター20はあまりいい評価聞かないしなあ。
二号の方は割と謎で、調子が戻ったりまた悪くなったりと言った具合。



ここでレス
いやいやあの程度では引くことはありませぬよ。あと文具屋でデスクペン確認したものの、ためし描きしてもインク出ないので断念。インク補充しないとダメなんですか(全然分かってない)
あー、言い忘れてましたがデスクペンの試し書きが準備してあるかどうかはけっこう店次第です。普通に置いてあるのはまだインクを入れてない状態で売ってます。
しかも、半端に高価で安価なのでわざわざ「試し書きさせてくれ」とも言えない感じが…。

と、ふと思ったのですが、確か懸案は「つけペンにインクつけるのめんどい」と言う話だったと記憶しているのですが(持ち運びについても話してた気もしますが優先順位低いと見て)、そう言うことならつけペンにリザーバー(インク溜め)をつけるというのはどうでしょうか?
漫画家でこれを使ってる人と言うのは聞いたこと無いですが、逆にカリグラファーが使うようなペン先にはまずついてますので、(デスクペンに墨汁を入れるような)怪しい行動ではないとおもいます。
ペン先等の画像[70.6kB]

  • 画像左上から(例のペンとリザーバー):パイロット 万年筆「elite(テスト一号)」/ミッチェル リザーバー/パイロット デスクペン「ペン習字ペン(テスト二号)」
  • 画像右上から(四つともリザーバー付きペン先):スピードボール C6/ブラウゼ 180 3mm/ブラウゼ ORNAMENT 5mm/日光 0.5mm
    • スピードボールというのは社名でありそのカリグラフィー向けペン先の名前でもあります。太さがC0~C6までありこのC6が一番細い。
    • スピードボール以外は正式名称どころか俗称も不明なので適当です。

つまるところ、リザーバーとペン先の間にインクが溜まるので、ペン先のみの場合より沢山のインクを溜めておけるのです。こういうのには普通スポイトでインクを入れるのですが、つけペンと同じようにやっても大丈夫なようです。
で、普通はリザーバー付きのをそのまま使うか、専用のペンに専用のリザーバーをつけるのです(画像内にあるリザーバーはミッチェル ラウンドハンド用の物のようです)が、あくまでここでは漫画描きが使うペン先につけます。でなければ意味がないので。
とはいえ家にあったスクール・さじ・日本字・G(いずれも日光)しか試してないのですが。
唯一バラ売りのミッチェルリザーバーだけではなく、リザーバー付きペン先から外してきたりもしてます(スピードボールのみ外せないのでパス)。
リザーバー付けるのは慣れが要ると聞いたので、うまくいってるかどうか分かりませんが…リザーバーの先と、ペン先の間に1mm以上隙間があってもけっこう機能するようです。
付かないの、付いてもロクに描けないのは無しで、描けたもの+αを画像でまとめてみました。重い上に参考になるかどうか微妙ですが。
描いてみた画像[518kB]

  • 補足1:スピードボールは割と力入れないと描けないので多分使えないと思います(ハズレだっただけかも)。
  • 補足2:テスト二号はかなり掠れてますな…カレンダーの裏のようなツルツルした紙ならキレイに描けるのですが…。
  • 補足3:リザーバーによっては、けっこう強い力がペン先にかかるので描き味が変化したりします。あとインク量の都合でも描き味が変化してるかも。

ちなみに、携帯性も重要ならデスクペンより万年筆が良いかと。使い捨てを抜きにしても3000未満の選択肢はそこそこあります。文具屋以外には無印良品でも安万年筆ありますね。