Thunderbeam/muraduki長文欄

むらづきのブログ(三代目)

uni-Artisシリーズ

uni-Artisシリーズ
プレスリリース
ボールペン・シャープペン・芯ホルダーの三種類がリリースされています。これ書いてたらうっかりシャープも欲しくなって買ってしまいました…三割引万歳。
同じデザインでこの三つ、或いはボールペンと芯ホルダーを同じもので揃えるとなると、他はカランダッシュとかLAMYのスクリブルとか、ちょっと入手が困難(レア/高い)になるかと。
これかカランダッシュ(FIXPENCILOfficeLine)くらいしか無いかと思います。…カランダッシュもいいのですがー。
・共通
軽く、バランス的にも製図向けではなく一般筆記向けのようです。
楕円形で、高さはあまり無いので手帳や制服の腕にある細いポケットに合います。
というか、他のペンが以外と太かったり(Dr.Gripのような極端な例は別にして、普通の100円の筆記具と鉛筆を比べるとわかるかと。Artisも鉛筆より1mm高いくらい)、ゴムグリップが引っ掛かったりして合わないということですが。
持った感じも悪くないですが、三角軸ほど明確な持ち方も無いので微妙に持ち方に迷います。とはいえ持ちにくいわけではないのでそれもまた楽しいといえば楽しいのですが。
クリップは良くできてると思います。外せませんが小さいし楕円軸のせいもあり持った感じに違和感無く、外せないことが気になりません。それに強度もしっかりしてます。
プレスリリースページの持ち方が参考になるかもですが、「様々な持ち方を可能にし…」とも書いてあるので好きに持てばいいんだと思います。
サイドグリップはザラザラですが、割と速いうちにサラサラになってしまい、ちょっと不安。
軸色は(本体+グリップ)、黒+灰・水色+灰・ピンク+灰・銀+青の4タイプ。水色やピンクと言っても落ち着いた色調です。どうも黒以外は軸とグリップが合ってない気がします。
・ボールペン
これの黒を手帳と一緒に持ってたりするとかっこいいかも。
インクのパワータンクは、付属の0.7mmは悪くないのですが、1.0mmは書きにくい氏掠れる気が。偶然ハズレを引いた可能性もあるのですが、なにせ300円もするのがきつい。しかも最近出たノック式パワータンクの新型と比べるとせつない。
OHTOのニードルポイント芯85NPも使えるのでこっちの方がいいかもしれません。ただ、そのままだと出方がちと少ない気がしますので、ちょっと何か1mmほど入れとくといいです。私は小さいネジを入れてみました。
・シャープペン
元々シャープペンはあまり触れないのでアレなのですが、同価格帯のに比べてシンプルで重心も自然な感じです(というか、同価格帯に製図用が多いだけかもしれませんが)。価格にしてはインジケータが無かったり物寂しい。
芯を入れるところは漏斗のような感じになっていて、芯が入れやすい。消しゴムは普通に取れるけど戻す時はなぜか回さないとうまく行きません。
他のArtisに比べると若干重心が後ろにある感じがして、他のでぎりぎり触れる位だと少しクリップが引っかかる気がします。
・芯ホルダー
最近出た芯ホルダーと言うだけで珍しい。
本体は他の芯ホルダーよりちょっぴり短めですが、芯はちゃんと入りパイプ付きのも使えます。ただ、価格にしては研芯器が無かったり物寂しいかも。
楕円軸が割と気になります。回し持っても二面なので芯の減り方が片寄ります。なので削る頻度は増えますが、上手くやれば一本で細字太字が使い分けられるかも。
同時に出た芯削り器と芯もいい感じです。
芯削りは、ケース付きの小型鉛筆削り型で、他のと比べて持ち歩いてもカスが散らなくていいです。
芯は、H~Bの三つ、パイプ付きでuniより滑らかで柔らかめです。ステッドラーと比べると硬度が表示一個分違う気がします(ステのB≒ArtisのHB)。


全体的に見ると、ボールペン・シャープペン・芯ホルダーというリリースや軸やクリップの出来等いい点はあるのですが、価格とカラーリングを考えるとビシッと勧めることも出来ません。
ただし、ホルダー芯と芯削りは素直に勧められます。